MAJIN - CUSTOMER
#005

Full Reform

Koshigaya - K house
Director / M.Fujiwara

マンション(築27年)
 専有面積:72.68㎡ 
工事費:649万円(税込) 
工事工期:56日
水回り交換、間取り変更を含む
マンションフルリフォーム

 埼玉県のマンションを購入、フルリフォームされたKさんご夫婦。短い工期でどのように納得の住まいを実現したのか、お話を伺いました。

マンションを購入しようと思ったきっかけは何だったのでしょう?
 私たちは賃貸に住んでいたのですが、もともと家を買う予定はなかったんです。いずれは夫の実家で親と同居しようと思っていました。でも結婚して年数が経つにつれ事情も変わり、マンションを購入した方がいいかな、と考えたんです。
 条件はお互いの職場と実家、どちらからも近いこと。そして駅から少し離れていて自然がある立地であること。駅周辺は便利ですが、環境があまり好きではないんです。

この物件を選んだのは立地条件が良かったからなのですね。
 ええ。私たちの条件で探すと、ここ以外の選択肢はあまりなかったんです。と言うより、ここが条件にぴったりだったんですね。このマンションなら2人の実家と職場から近い場所にあるし、駅からの距離もちょうどいいし、予算にも合うし、シャトルバスもある。シャトルバスがあると、来客があっても、自分たちが高齢になっても安心です。
 駅前には大きなショッピングモールがあり、何でも揃うのも魅力。
 私は会社に歩いて通えるようになり、今まで車が2台あったのですが、1台を手放しました。
 ただ、築年数が古かったので、そのまま住むのは難しそうでした。そこでリフォームすることに決め、資材センターに相談したんです。

資材センターに決められた理由は?
 私はポラスグループに勤めているので、資材センターがリフォームをしていることは聞いていました。そこで相談してみると、担当の方がマンションのリフォーム経験が豊富だというので、お願いしようと思ったんです。
 こちらが簡単なラフを描いただけですぐ図面にしてくれて、話が進むのもスピーディでした。面談の回数こそ多くはなかったのですが、部長と営業課長が時間を作って2人揃って打ち合わせに来てくれ、熱意を感じました。

工期が短かったようですが、苦労した点は?
 賃貸の家賃とマンションのローンが重ならないように、年末にマンションを購入し、リフォームを開始して3月に入居するというプランを立てたのですが、ちょっと忙しかったですね。
 プランを練っているうちに、予定より大掛かりなリフォームになってしまいました。それに、リフォームでは予想外のアクシデントが発生することもあるし、内装や建具の色、デザインなど、自分たちが決めなくてはいけない部分もあります。もう少し時間があったらと思うこともありました。ゆっくり悩む人だったら終わらないですよね。
 考える時間がなくて、担当の方の提案をそのまま取り入れたことも。それでも、予定より工期が延びてしまって、引き渡しと引っ越しが同日になり、本当に大変でした。

予定より大々的なリフォームになったのですね。
 ええ。壁を取ったり動かしたりして、3LDKだったのを2LDKにしました。玄関横の部屋はなくして広いホールに。リビングは壁を動かして広くしました。和室とリビングをつなげて一部屋にする選択肢もありましたが、最終的に和室は洋室に変更、狭くして残しました。今は雨の日の室内干しに活躍しています。お客様が来た時もここに泊まってもらえるので、残して良かったです。
 それぞれのリフォーム箇所については重要度を決めていたので、これにいくらかかるからこれを減らそう、というように予算を調整しました。

奥様の一番のこだわりポイントはどこですか?
 タイルです。キッチンに絶対タイルを貼ろうと決めていたんです。以前友人の家で、キッチンの壁一面に貼られたタイルを見ました。それががとても可愛かったんです。夫から、タイルの目地部分が掃除しにくいのではと言われましたが、気持ちは変わりませんでした。リビングのドアの色を先に決めていたので、奥の壁はそれに合わせてネイビーに、手前は明るく見えるよう白に。光の加減でグレーのグラデーションに見えて、それも気に入っています。
 タイルのサイズと貼り方もこだわりポイントなんですよ。このサイズをわざわざ取り寄せてもらいました。デザイン性に惹かれて決めたのですが、さっと拭いたらきれいになって、心配していたよりも掃除がしやすかったです。
 キッチンカウンターには横に続くようにダイニングテーブルを配置し、一体感を出しました。カウンターの横は、床よりワントーン濃い色のウッドパネルです。同じ色で広さを感じさせたり、トーンを変えてアクセントをつけたりなど、色の決め方は難しいですね。いろんな方のアドバイスに本当に助けられました。

ご主人にもお聞きします。こだわりポイントはどこでしょう?
 玄関ホールです。最初はそこに部屋があったので、趣味の山登りの道具を置く納戸にする予定でした。大きな荷物を入れるため、部屋のドアの開口部を大きくしたいと相談したところ、壁を取り払って大きなホールにしてはどうかと提案してもらったんです。なるほど、それは最高のアイデアだと思い「取ります」と即答。壁はいらないって思いました。私たちは2人暮らしなので、部屋はそんなに必要ないんです。目隠し用のカーテンレールは付けたのですが、玄関ホールが広いと開放感があってとても気持ちがいいんです。カーテンは圧迫感が出るので結局使っていません。
 山に行くときは、このホールで全ての荷物をパッキングします。そして、ここで背負って玄関を出て行く。帰って来てもここでザックを降ろし、ここで荷ほどきをします。リビングや寝室に登山の荷物を持って行かなくてもいいので、とても合理的で便利です。
 他にもランドリーや廊下の収納など、いろいろ考えました。でも、このマンションの構造上、お風呂に追い焚き機能がつけられなかったことは残念でしたね。

いずれまたリフォームの予定はありますか?
 先日、足を骨折してしまって気付いたことがあります。それはバリアフリーの大切さ。全部フラットにすると大変な工事になるからと、今回はよく使う場所しか段差の解消はしなかったんです。段差がある方が運動になって健康にもいいかなとも思って。でも、足が上がらないってこんなに大変なんだと、身をもって実感しました。想像したのと全然違うんです。
 なので、いずれはバリアフリーにすることは決めました。20年後くらいかな。

休日はどのように過ごされていますか?
 山登りを5年くらいやっています。夫婦2人で共通の趣味を持つために始めたんです。70代、80代になっても続けられる趣味を探して、登山にしようと。会社にも登山部が2つあって、私たちも入りました。なので、登山部の仲間たちと行くこともあれば、夫婦2人で行くこともあるんです。
 去年初めて北アルプスに挑戦しました。今年の夏も登山部で北アルプスに行く計画を立てています。休みが長く取れないので、仕事が終わってから都内に集合、次の日にアタックして山小屋泊、その翌日に帰ってくるプランです。登山部のベテランの仲間が行程を決めてくれるんですよ。
 3年ほど前には、夫がずっと欲しかったという軽キャンピングカーを購入しました。これで旅行すると、この車に憧れているというシニアの方たちからよく声をかけられます。小さいので運転しやすいし、普段の買い物にも使えます。登山道への狭い道も楽に進むことができて、山登りの前泊にも重宝しています。

 

登山部のフォトブックが素敵です。
 仲間たちはみんな写真が好きですね。フィルムカメラを使っている人もいます。リビングの壁はいずれ山のギャラリーを作るために空けてあるんです。今は真っ白な壁ですが、下地を入れて釘を打てるようにしているので、素敵な写真をいっぱい撮って飾りたいと思っています。