MAJIN - CUSTOMER
#001

Full Reform

Katsushika - K house
Director / T.Iwabuchi

一戸建(築7年)
 延床面積:132.03㎡ 
工事費:770万円(税込) 
工事工期:80日
外装塗り替え、水回り交換、
内装貼り替え、間取り変更 

 都内で、二世帯住宅に住んでいるKさんご家族。いろいろな要望を実現した、そのリフォームについてお聞きしました。

主なリフォーム箇所を教えて下さい。
 3LDKの一戸建てを二世帯にしたので、一階の母のスペースはたくさん手を入れました。ミニキッチンを作り、仏壇を作りつけ、空間を取る為に壁を補強し、ドアは引き戸に。
二階はLDKを大きくし、クラシックなドアなど自分の感性に合ったものを取り入れました。また、外壁の塗り替えも色の検討を重ね、満足度の高い仕上がりになりました。

今回、リフォームを考えたきっかけはなんだったのでしょう?
 今までは3LDKの集合住宅に住んでいたのですが、子ども達が大きくなり、手狭になってきたんです。私たち夫婦は共働きで、同居している母が育児や食事づくりを助けてくれています。
 ところが、3人目が生まれ、上の子たちも6歳と4歳になると家の中がかなりうるさくなってしまって。母の部屋はふすま1枚で区切られているだけだったので、音は筒抜け。ちょうど集合住宅を出ようかと思っていたタイミングでもあったので、もう少し広い家を探そうということになりました。

都内で広い家というのは、探すのが難しいですよね。
 そうなんです。条件もいろいろありますしね。二世帯住宅じゃないとダメだし、仕事があるので駅の近くがいい。保育園を変えたくないので、今の家の近くがいい。もちろん予算もあります。
 最初は土地を探したのですが、広い土地がなかなかなくて、マンションをリノベーションする方向でも探しました。同じマンションで母と私たちの部屋を別々に買おうと思ったんですが、それも難しそうでした。もし売り出されたらすぐ買ってリノベーションに取りかかれるよう、会社を3社紹介してもらい、相談しました。

3社を比較して、ポラスに決められたのですね。
 はい、あまり迷いませんでした。マンションはなかなか見つからなかったのですが、その頃、いいタイミングで希望に合う一戸建てを見つけたんです。3社にリフォームの見積もりをお願いしたら、金額にかなり差が出たのでびっくり。
 ポラスさんは構造計算をグループ内でできるので、その分の費用が他社より安かったんです。使う資材の単価もかなり安かった。その上、担当の方が図面を出してくれるのがすごく早かったんですよ。マンション探しの段階から、こういう風に暮らしたい、っていう話をしていたのですが、この家にするとなるとすぐに図面を描いて持ってきてくれて。それを元に、足したり引いたりしてどこを変えるか決めていきました。

ご自分でリフォームされたところも多かったと聞きましたが。
 そうなんです。私たちは母に頼んで一緒に住んでもらっている手前、資金的な援助は頼みづらい。それに子ども達の教育費も確保したいし、旅行などいろんな体験もさせたい。なので、削れるところは削ろうと考えて、カーテンレールや小さい部屋のクロスは自分で施工しようと思ったんです。
 もちろん、構造計算を行い耐震補強を行うとか、安全性に関しては全てお任せしています。見えない場所であっても、手間とお金をかけるべき所はしっかりかけて、そうではない所で自分ができる所はやってみようと思ったんです。
 私が真剣な作業をしている間は、夫が子ども担当。やんちゃ盛りの子ども達の面倒を見てくれるので、作業に集中できました。また、壁紙を剥がす作業は子ども達も大好きで、家族一緒に楽しめます。作業でわからない所は担当の方に教えてもらえたのも良かったです。
 自分でリフォームする箇所に関しては、現場監督の方が何度も相談に乗ってくれ、日程調整や進捗具合の確認も快く引き受けてくれました。そういった融通を利かせてくれるという点では、ポラスさんは部分的なDIYを考えている人にも優しい会社だと思います。

クロスの張替えは大変そうです。
 ええ。広い部屋や天井が高い階段部分は、危ないし難しいのでお願いしました。でも、6畳の寝室や子供部屋くらいなら大丈夫ですよ。子どもはすぐ汚したり破ったりするので、次に張り替えるまでの期間限定。そんなに難しく考えることはないと思いました。ブラインドも、本当はウッドブラインドにしたかったんです。でも、子どもが壊すのが目に見えているので、普通のブラインド、それもあえて手の届きにくい短めのものを購入しました。

 実は、この家に住むのは25年くらいと考えているので、ちょっと長い仮住まいのように思っているんです。仮住まいの間は子ども仕様の箇所もいろいろあるけれど、25年後はセルフビルドで素敵な家を建てて、今できないことをいろいろしたいです。ですから、使える物や建て具は新しくせず、使い切る気持ちで今回のリフォームをしています。
 築7年しか経っていない家なので、建具も和室の畳もまだまだきれいです。最初はリフォームありきで進めたので、キッチンユニットも換気扇も新しくしましたが、今考えるとそのままでも良かったかもしれません。当時最新のものが入っているわけですから。ただ、新品を使うのは気持ち良いので、後悔はしていません。
 畳をフローリングにしようとしていた時に、このまま使えば部屋の和風の建具を変えないですみますよ、って言ってくれたのは担当の方です。私の考え方を理解して、変えるべきところと変えないでも良いところをアドバイスしてくれました。

インテリアのこだわりはありますか?
 本を見ていると、テイストの素敵な部屋はいろいろあります。でも、私たちは特にスタイルは決めずに色の割合を決めて統一感を出したいと思っています。黒が1割、木目が3割、白が残りの部分。自分で何かを作るときも、この色の法則で作れば雰囲気に溶け込みます。
 安全性には予算をかけると言いましたが、構造と関係のないインテリアにも予算をかけた部分があります。それが、キッチンに入るアーチとか、リビングの木のドア。好きなものをよく目に入るところに配置したいと、デザイン重視で選びました。キッチンカウンターの上の棚は、担当の方が提案してくれました。これも、デザインが良くてキッチンの目隠しにもなるので気に入っています。
 床は絶対好みのものに変えたかったんですが、お風呂場やキッチン、リビングなどいろんなところに床暖房が入っていて、フローリングへの張り替えが難しかったんです。そこで担当の方が探して来てくれたのが、ヨーロッパの耐久性のある床材。木じゃないのに、まるで無垢材のように見えて、尖ったものを落としても全く傷がつかない。小さい子どもがいたずらをすることを考えると、これはリビングにはベストの選択でしたね。

ご夫婦の共通の趣味は?
 旅行が好きです。子どもが生まれる前は、月に1回くらいは行っていました。岩手や青森などに、車で行くことが多かったです。子どもが生まれてからは2ヶ月に1回程度になり、行き先もあまり遠くない場所になりました。栃木や山梨など、関東近辺に泊まって一緒に遊んだりしています。やはり、子どもにはいろんな経験をさせてあげたいので、日常の遊びだけでなく、旅先での遊びも大切にしたいのです。
 私たちは、夫婦ともに勤務形態が一般の仕事と違うので、毎週必ず土日が休みというわけにはいきません。なので、子どもとたくさん旅行に行けるのは小学校に上がるまで、ということも意識しています。それに実際子どもと楽しく遊べるのは小学生までですよね。中学生になると、もう親より友達が大切になってきます。
 旅行は、準備や移動など結構大変です。大変だけど、大好きです。一所懸命働いて、休みになると、よーし遊ぶぞーと出かけて行く。それがストレス発散になっています。末っ子が小さいので、最近はあまり行けていないので、そろそろ家族旅行も行きたいですね。